【證誠寺(しょうじょうじ)】



前夜の雪で少し雪化粧した研修当日の純心寺

 2012年1月24日、千葉組(ちばそ)の門徒総代研修会で木更津市にあります
證誠寺(しょうじょうじ)さんに行ってまいりました。


證誠寺さんは、皆さんも一度は聞かれたことがあると思いますが

      ♪しょしょしょうじょうじ しょうじょうじのにわは
            つつつきよだ みんなでてこいこいこい♪

の『證誠寺の狸囃子(たぬきばやし)作詞:野口雨情 作曲:中山晋平
で有名なお寺さんです。


                 『證誠寺の狸囃子



證誠寺境内入り口
境内の木々も心なしか踊っているような・・・


やはり松も踊っています


證誠寺ご本堂






大狸を葬ったとされる狸塚

       たぬきばやしの伝説

ある秋の晩、寝ていた住職がふと眼を醒ますと、
何やら表がざわざわ騒々しい。気になって戸の節穴
からそーっと庭の方を覗いてみると、折しも月の美しい
季節で、夜露がきらきら光っていたり、萩やすすきが
風にそよいでいるのが昼間のようにハッキリ見える。
ところが聞こえていた音はぴたりと鳴り止んでおり、
寝ぼけているのかと自分で思った住職は再び床に
つく。しばらくうとうとしてまたふと眼を醒ますと、また
今度も先ほどと同じように何かざわざわしている。
気になってよく耳をすますと何かお囃しのようにも
聞こえる。しかも段々音が大きくなっていく。
「これはおかしい」と思ったご住職は再び、節穴から
覗いてみると、何とそこには大小100匹程の狸が
行列を作って「證誠院のぺんぺこぺん、俺らの友達ゃ
どんどこどん」と唱いながら踊っている。
おなかをどんどこ叩いたり、中には葉っぱや葭の茎で
作った笛で調子をとっているものもいる。
住職は最初びっくりしたがそのうちその調子があまり
面白いので、自分でも足で床を踏み鳴らしたり手を
叩いたりしはじめた。そのうちついにその狸の中に
引き込まれて一緒に踊り出してしまう。狸は驚きも
せず、むしろ前よりもっと激しく唱い踊り出し本堂の
周りを行列を作って廻り始めた。住職も負けじと
一緒になって時間が経つのも忘れて踊った。
狸と住職の競争になった。そのうち夜が明けてきて
狸達は森に戻っていった。
またその次の晩、次の次の晩も住職が夜待って
いると同じように狸達の唄と踊りが始まった。
すっかり仲間にいれてもらった住職も一緒になって
唱いおどった。ところが4日目の晩、住職は待って
いるのに全く音がしなくなって、狸たちが現れない。
住職は長い事待っていたけれども結局その晩狸は
現れなかった。
翌朝住職は本堂の周りを調べていると、そこには
お囃子のリーダーとして、ぼんぼこお腹を叩いて
いた一番の大狸が腹の皮が破けて死んでいた。
住職は哀れに思いその大狸を葬った、、、』


                證誠寺ホームページより





お内陣


ご本堂で記念撮影をしていただきました


総代研修は證誠寺会館で行われました。

研修会の様子



当日は講談師神田蘭さんによる『親鸞物語―恵信尼さまとの愛』
の講談がございました。

ランランランラン神田蘭さん(神田蘭さんが『ランランランラン神田蘭』で覚えてください
とご希望でしたので・・・) 
の軽快な口調と張扇(はりせん)の拍子で
会場は自然とお話の中に引き込まれていきました。
さすがは講談師さんですネ

神田蘭さんのお話では、現在講談師さんは全国でたったの80名くらいしか
いないそうです。
なんとか伝統を受け継いでいっていただきたいものです。
皆さん、ランランランラン神田蘭さんを是非応援してあげて下さいネ


         
             
              神田蘭さんのホームページ



講談の後、西原祐治師による『これからの浄土真宗』の講和がございました。

研修会途中、御茶菓子で頂いた『たぬきっ子』おいしかったですヨ






證誠寺会館ご本尊様



今も證誠寺のどこかで狸がそっと見守ります

證誠寺ホームページ
 
 
 


2012/1/25 大


浄土真宗本願寺派  純心寺 (西本願寺)

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