盆踊りの翌朝に、築地本願寺で晨朝のお参りを
する為に、築地本願寺の近くにあります
銀座クレストンホテルに泊まりました。
客室がすべて30階以上というだけあって
夜景がきれいですネ!
下の写真は35階の客室からの景色です。
旅行会社のネット予約で申し込むと
かなり安く泊まれますのでおすすめです。
朝食のレストランからも築地本願寺が
良く見えました。
食事もとてもおいしかったです。 合掌
朝食の前にもちろん築地本願寺の晨朝に
参列させていただきました。
※築地本願寺の晨朝は朝7:00からです。
晨朝のお参りにホテルから築地本願寺へ
向かう途中の公園の木には、たくさんの
蝉の抜け殻がありました。
さて次の写真の中だけで蝉の抜け殻は
いくつあるでしょうか?
※写真をクリックすると大きくなります。
答えは・・・
こちらです ↓
抜け殻は8個もありました。
抜け殻を見て
『短い一生、精一杯楽しめヨ!』
と、つい応援してしまいました。
でも、本当は他の昆虫よりもずっと長い年月を
地中で生き続けてきたのですけどネ
長い年月をかけ、ようやく地上に出られた蝉たち。
人間から見ると、蝉は成虫として地上という光の世界で
生きていられる時間こそが楽しいのだと感じ、蝉が
味わうことのできるその時間の短さに不憫さを感じます。
地上の世界と地中の世界
どちらが楽しいのかは蝉のみぞ知るですネ。
写真の通り、
『蝉は春・秋を知らない
だから今が夏だと知らない
~論註より~ 』
と示されていました。
調べてみますと、『論註』とは七高僧の
一人である中国の曇鸞大師の書かれた
『無量寿経優婆提舎願生偈註』
略して浄土論註または往生論註のことで、
その上の巻の中で曇鸞大師は、
荘子の
『朝菌不知晦朔、蟪蛄不知春秋』
(朝菌は晦朔を知らず
蟪蛄は春秋を知らず)
を引用し、
『蟪蛄(けいこ)春秋を知らず、
伊虫(いちゅう)あに朱陽
(しゅよう)の節を知らんや
知るものこれをいふのみ』
と示されています。
意味は
『蝉は春秋を知らない。
ゆえにこの虫は夏ということも
知らないのである。
ただ蝉が鳴くのは夏ということを
人間が知っているというだけである。』
これは親鸞聖人も『教行信証』信巻に
引用されているお言葉です。
御仏の世界からみれば
生まれてから死ぬまでの世界しか知らない人間も
また同じように短い時間を精一杯生きている
『蟪蛄』であるのでしょうネ