〜逮夜法要(築地本願寺)〜


 

11月13日、帰敬式(おかみそり)を

お受けするため築地本願寺へ行って参りました。






築地本願寺は親鸞聖人750回大遠忌事業として

昨年3月1日から先月末まで

本堂修復工事を行っていました。

当日の12:30〜13:30には

新しくなったご本堂の内覧会がございました。

終了間際になんとか間に合い、わずかな

時間の見学でしたが、とても貴重な体験を

させていただきました。 合掌
















午後二時からは逮夜法要を

お勤めさせていただきました。




逮夜法要は

浄土法事讃作法での

お勤めでした。






 

『報恩講のしおり』によりますと

浄土法事讃作法とは・・・

現存する善導大師の五部九巻の著作のうち、

『観経疏(かんぎょうしょ)』四巻以外の四部は

いずれも浄土教の儀礼・実践を明らかにされた

もので、「愚疏(ぐしょ)」とも「行儀分(ぎょうぎぶん)」

とも呼びならわされています。

その中の『法事讃』二巻は『阿弥陀経』を読誦讃嘆

して仏座の周囲を繞動(にょうどう)し、浄土を

願生する法会の規式を明らかにした書で、壮麗な

法要の行儀が示され、同時に善導大師の『阿弥陀経』

に対する見方がうかがえるものです。

本書を基とするこの作法では「召請偈(ちょうしょうげ)」

により(阿弥陀)仏の願力によって西方浄土に往生せん

と願い、仏・法・僧の三宝への敬礼や、弥陀、釈迦、十方

の如来に来臨を請い奉る連句を唱え、つづく「誦讃(じゅ

さん)【三偈】」では御本尊の周囲を三周行道しつつ

それぞれ、仏願往生(ぶつがんおうじょう)、現生利益

(げんしょうりやく)、弥陀果徳(みだかとく)など、阿弥陀

如来の広大なる利益を讃仰いたします。

なお内陣の諸僧がおつとめの前後に雅楽の奏楽に合わ

せて、御本尊の周囲を無言で行道する法式は、この

「法事讃作法」特有であります。

                  〜【報恩講のしおり】より〜

と載っていました。



お勤めの後の逮夜布教は

東海教区教蓮寺の御住職

小野正信師でした。



『女』の付く漢字の成り立ちを

織り交ぜながらの楽しいご法話でした。


約二時間の式が終わり

さて、次はいよいよ帰敬式です。

 (大)       





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