いよいよ帰敬式です。
当日は純心寺からの受式者8名を含む
総勢26名でお剃刀(かみそり)を
お受けいたしました。
最前列に着座させていただいた私の前には
六角形をした朱蝋燭が6本づつ両サイドに並び、
やがて火が灯されました。
式が始まると
新門様に続いて三帰依文を唱えました
南無帰依仏(なもきえぶつ)
南無帰依法(なもきえほう)
南無帰依僧(なもきえそう)
三帰依文とは、私たちを導いてくださる
仏(ほとけさま)
法(みおしえ)
僧(みおしえに生きる人々)
の三宝をこころのよりどころとして、
敬うことを誓うご文だそうです。
さて、いよいよお剃刀です。
写真のとおり暗い中、
一人ひとり、新門様によって
お剃刀をいただきます。
全員のお剃刀が終わりますと
代表者1名が法名を拝受し、
もう一人の代表者1名が
帰敬文を拝読いたしました。
帰敬文拝読が終わると
新門様より一同へご敬礼(きょうらい)を
いただきました。
新門様御退場の後、
不二川宗務長様より
各人に法名が渡されました。
法名の包の中には
法名とその法名の解説書が
包まれていました。
帰敬式は終始厳かに執り行われ
はれて仏弟子とならせていただきました。
浄土真宗の門徒としての自覚をあらたに
お念仏を申す喜びの日々を有難く味あわせて
いただきます。