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御本尊「阿弥陀如来」
このご本尊は、聖徳太子の御作と伝えられているもので、大阪堺の信証院所蔵のものを遷座したものです。無量の智慧と慈悲をもって、一切の衆生を救おうという願いを発し、十方に智慧の光を放ちつつ、立ちつづけて南無阿弥陀仏(阿弥陀仏を依り処とせよ)と喚び招いておられます。 |
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宗祖「親鸞聖人」
我欲に染まり、自らの力で苦悩を脱却することは出来ない、蟻地獄のような悪循環の人生の只中にあって「必ず救うぞ」とお浄土から呼びかけてくださる阿弥陀仏のお呼び声に出遇い、そのおたすけ(他力)に従って(信心)生きるより他に、道はない、と九十年の生涯を通してお示しくださいました。そのお導きは主著『教行信証』に示されています。 |
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聖徳太子像
このお木像は、江戸平松町佃屋又右衛門というものが奥州湯殿山へ参詣の途次、下野宇都宮の宿に泊まったとき、同宿した廻国の行脚僧から丹後宮津の祠で得たという、裏面 に聖徳太子十六歳自作と彫りつけてあるお面を渡され、それに尊体を作って安置してくれと頼まれました。朝、目がさめると廻国僧の姿はなく、そこで彼はそのお面 を江戸に持ち帰り、尊体を作って、築地御坊に安置したというものです。 |
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本願寺前宗主「勝如上人」
築地本願寺の本山、京都・西本願寺第二十三代ご門主で、国内・海外へのご巡教に積極的に取り組まれ、「名ばかりの門徒・僧侶」にならぬよう、ご教導されました。築地本願寺の前ご住職でもあります。 |
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七高僧
仏教が私たちにとどくには、はかり知れない時間と道のりをとおして多くの高僧や先達の方々の努力が積み重ねられています。そういう方々の中から、親鸞聖人は七人の高僧を選んで教えの師と仰がれました。
正信偈や高僧和讃にうたわれている、インドの龍樹菩薩、天親菩薩、中国の曇鸞大師、道綽禅師、善導大師、日本の源信和尚、源空上人(法然上人)の七人で、いずれも大乗仏教、浄土門の教えを正しく伝え、多くの著書を残されています。 |