純心寺で毎月頂いて帰る築地本願寺新報ですが
1月号の本願寺新報を見ていた母の顔色が
急に変わりました
どうしたの?
「あっ!足利先生のご法話がある!」
以前、関西に住んでおりました母は
足利先生がご住職をされております
兵庫県尼崎市にあります安養寺さんに
毎月29日に法話を聴きに行っておりましたので
それはそれは懐かしがって大喜びです
ということで
2月7日(木)に和田堀廟所に
母と妻を連れて参拝いたしました
和田堀廟所案内HP(築地本願寺)
和田堀廟所への参拝は
初めてです
車ですと首都高速4号新宿線の
永福を出てすぐです
電車ですと京王線・京王井の頭線
『明大前』を降りて徒歩5〜6分くらいです
車か電車で迷いましたが
今回は電車で行くことにしました
↓ 和田堀廟所案内図 ↓
和田堀廟所 山門
親鸞聖人お像
如月忌(きさらぎき)
九条武子夫人は『金鈴』『蕉染』
『白孔雀』『無憂華』などの歌集を
出版される歌人として活躍されました
一方1923年(大正12年)9月1日の
関東大震災に自らが被災する中で
負傷者・孤児の救援活動などの
被災者支援を積極的に行われました
その後「病める人の母となり友となって
施療とともに精神的な安らぎを与えること」
を理念に掲げて、あそか病院を開設されます
その他にも仏教婦人会の設立、関東大震災
によって全壊した築地本願寺再建、さらには
京都女子大学の設立にも尽力されています
2月7日はその九条武子夫人の御命日で
「如月忌」と称しています
多くの業績を残された九条武子様の
御遺徳を偲び「如月忌」の法要を
おつとめいたします
〜『廟所だより』より〜
九条武子様
和田堀廟所 ご本堂
ご本尊 阿弥陀如来像
祖師前(そしぜん)
後代前(ごだいぜん)
さて、如月忌は写真の通り満堂でした
正信念仏偈作法第2種でのお勤めのあと
新門様からご教辞がございました
新門様がお見えになられるとは存じませんでした
新門様ご教辞
築地本願寺宗務長 不二川公勝師ご挨拶
布教はもちろん足利先生です
兵庫教区阪神東組安養寺住職 足利孝之師
明治以降の実証主義・経験主義の教育で
お浄土のように見えないものを信じなくなった
私たち現代人・・・
そんな私たちに空気や引力・命など
同じ見えないものを例えに
念仏者の心得を笑いを織り交ぜながら、
とてもわかりやすくお話しくださいました
合掌
私たちはご法話の後
一旦席を外しましたが
式次第では法話の後
築地本願寺学友会によるコンサート
九条武子様墓前焼香が
執り行われたようです
九条武子様ご廟所
後ほど九条武子様の墓前でお参りを
させていただきました
新門様をお見送りするご門徒の皆さん
廟所内の光寿閣にて和田堀廟所仏教婦人会による
お汁粉の接待がございました
暖かい一杯のお汁粉が
冷えた体を温め
皆を穏やかな顔にさせてくれます
そんな穏やかな雰囲気の中に身を置き
お汁粉を頂くのを待っているだけでも
とても心和やかにいられる自分がいます
真に有難いことでございます
合掌
でも帰りの電車が混んでいると
イライラしたりしてしまう私なのです m(_ _)m 反省
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