浄泉寺さんのお参りの帰り
同じ並びにあります西光寺さんに
いつものことながら突然お参りを
させていただきました。
↑こちらの参道は現在使われておらず、
すぐ脇の↓こちらの入口から入ります。
鐘楼閣
ご本堂
ご本尊 阿弥陀如来像
右脇掛け
左脇掛け
富士急行線禾生(かせい)駅から中央道をくぐり、
川茂橋を渡ると、左上方の山懐に抱かれるように
して西光寺はあります。
この寺の歴史を物語るように、ケヤキやヒノキの
古木が本堂を囲い、山寺の風情に彩りを添えて
います。
西光寺は、富士山の長元の噴火(1033年)から、
25年後、平安時代中期の1058年、源信和尚
(げんしんかしょう)(「正信偈和讃」で宗祖が定める
7人の高層の一人、天台宗の僧侶)の直弟子が、
天台宗西光院として創建しました。時代は下り、
室町時代の本願寺八世門主蓮如上人の時、
当時の住職であった了念は、天台宗を捨て
浄土真宗に改宗しました。時に1492年、蓮如上人
東国ご下向の二十四年後の事でありました。残念な
ことに、幾度かの災禍により、当時を検証する資料は
灰燼(かいじん)に帰してしまいました。
しかし、現在まで、門信徒の方々の力強い協力の下、
共々にお念仏を相続させていただいております。
~組報『つるそ』より~
『まるごと博物館つる』の推進事業計画を読みますと
西光寺の末寺として、古川渡新井に
実成山阿弥陀寺があったそうですが、
慶応3年(1867年)廃寺となったそうです。
その阿弥陀寺のご本尊は木像立体、
合掌地蔵尊二体、三尊来迎仏などは、
当寺の寺宝として保存されていると記されて
いました。